俳優・女優

俳優女優として覚えておきたいこと 〜映画編2〜

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俳優、女優として知っていると役に立つ知識

俳優、女優を目指している人にとって、映画に出るということは大きな夢の一つだと思います。
与えられた役をうまく演じるというのが一番重要ですが、映画の製作過程や、一つの作品を作るにあたってどれくらいの人のどれだけの努力が必要なのか皆さんは知っていますか?
映画の流れを知ることによって、俳優、女優としてもっと頑張っていこうと思えるのではないでしょうか。

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出典:http://news.ameba.jp/image/20160118-950/

映画配給の仕事

配給とは映画を買い、それを映画館で上映させる仕事ですが、大まかに三つに分けることができます。

製作された映画を買う、買い付け業務。
買い付けた映画を公開する映画館を確保する、ブッキング業務。
その映画がヒットするように広告宣伝をする、宣伝業務。

買い付け業務

映画を買うとはどういうことかというと、その映画の権利を買うということです。
配給会社は権利を使うことで収入を得るので、どの映画を配給するかが重要になってきます。
これだったら絶対にヒットする!という明確な基準がないので、配給会社の、映画を見極める力というのが大切になるのです。

カンヌ国際映画祭やサンダンス国際映画祭などと聞いたことがあると思います。
これらの映画祭でも映画の売買が行われたりするのです。

ブッキング

配給会社は買い付けた映画を映画館に提供します。
これをブッキングと言います。
ブッキングには二つの種類があり、ブロックブッキングとフリーブッキングがあります。
ブロックブッキングとは、あらかじめ決まった何本かの映画が、上映期間を決められて上映されるシステムです。
フリーブッキングとは、上映期間を決めずに映画が上映されるシステムです。

ブロックブッキングは昔から邦画をメインに行われてきました。
ブロックブッキングはチケットの販売や宣伝がしやすく、配給側としてもいちいち作品ごとに映画館を探さなくてもいいというメリットがあります。
デメリットとしては、上映した映画が大ヒットしたとしても、決まった期日が来たら上映を打ち切らなくてはいけなかったり、打ち切りたいほどお客さんが来なくても上映を止められないことです。

フリーブッキングは、ヒットすれば上映期間を延ばしたり、すぐに打ち切ったりもできます。
しかし、作品ごとに映画館を確保しなければいけなかったり、興行側からすると安定して作品が供給されないというデメリットもあります。

ちなみに現在ではほとんどがフリーブッキングのシステムになっています。

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出典:http://matome.naver.jp/odai/2144221438251423001

宣伝

映画は宣伝や広告がなければ成り立ちません。
また、配給会社は映画館と同じようにお客さんに映画を見てもらうことで利益を得ているため、宣伝はとても重要な仕事になります。

よくある映画の宣伝では、タイアップ(主題歌やその映画に出てくるファッションや車など)、マーチャンダイジング(ノベルや写真集、サウンドトラックやキャラクター商品など)、ポスターチラシ、記者会見、アドバイタイジング(テレビやラジオ、雑誌)など、映画の規模や予算によって異なりますがこう言った宣伝が主になります。

ここに書いた以外にもたくさんの宣伝の種類があるのでとても大変な仕事だと言えます。

興行

映画興行とは簡単に言うと映画館のことです。
映画館にはたくさんの種類があります。
最新の映画をやっているところやちょっと古い映画をやっているところ、誰も知らないような映画を流しているところもあります。

現在の映画館のほとんどが興行会社という会社で経営されているので、興行会社によって映画館の興行スタイルは様々になっているのです。
映画館の種類は大きく分けると

大きなチェーンに属する大手映画会社系列の映画館
単館系、ミニシアター、中小の興行会社が経営する映画館
外資系の興行会社の運営するシネマコンプレックスという映画館

の三つになります。

映画館の仕事

映画興行と言っても色々なスタイルがあって、それによって仕事の内容も様々です。
映画館には映画興行会社やチェーンとのつながりがあり、それによってたくさんの興行スタイルが存在しています。

ちなみに映画館での一般的な仕事というと
事務関係、チケット販売、物販販売、場内整理、宣伝活動などです。

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出典:http://www.kyoto-art.ac.jp/art/department/film/production/

お金の流れ

お金の流れは簡単に説明すると、
観客→興行会社→配給会社→製作会社
と流れていきますが、一番最後にお金を手にするのが制作会社というJことになります。
もしも製作が儲からなかったら製作費は誰が回収するのでしょう?

実は製作側が泣くしかないのです。
残念ながら現状は、製作側は儲かりにくく大きなリスクを抱えていると言えます。
こうなると映画が作りにくく、いい映画も生まれにくくなります。
日本の映画が良くなるためにはこれを少しでも変えていかなければいけないのです。

俳優女優として映画に携わっていくのならこういったことも覚えておくといいでしょう。
一つの作品を作るにあたって、たくさんの人が大きなリスクを抱えながらいい作品を作ろうと努力しています。
俳優女優はそういう周りの努力のおかげでスクリーンに映ることができるのです。

感謝を忘れず、いい作品を作る努力を続けていきましょう。