俳優・女優

俳優女優として覚えておきたいこと 〜ドラマ編〜

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俳優、女優として知っていると役に立つ知識

俳優、女優を目指している人にとって、ドラマに出るということは大きな夢の一つだと思います。
与えられた役をうまく演じるというのが一番重要ですが、ドラマの製作過程や、一つの作品を作るにあたってどれくらいの人のどれだけの努力が必要なのか皆さんは知っていますか?
ドラマの流れを知ることによって、俳優、女優としてもっと頑張っていこうと思えるのではないでしょうか。

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出典:http://minnano-uwasa.com/sanadamaru-crew/

テレビドラマができるまで

出演者からスタッフまでたくさんの人に支えられてできるテレビドラマ作り。
そこには長い歴史の中で培われた細かいプロセスがあります。
ここではドラマ製作の企画からオンエアまでの一連の流れを説明していきます。

企画

プロデューサーが中心になり、企画が生まれます。
流行や世相などを加味しながらテーマや原作を絞ったりします。
逆に主演タレントを先に決めてしまい、そのイメージから物語を作っていく場合もあります。
打ち合わせは意外にも喫茶店やファミレスで行っていたりします。

政策会議

プロデューサー、脚本家、ディレクター、テレビ局編成、チーフADなどで会議を開きます。
そこで具体的な政策プランを出していきます。
出演者のブッキングやロケ地の選定も行い、スケジュール調整などがスタートします。
これに伴いより細かい設定で脚本を上げるために現地へ行き、シナリオハンティングなども行います。

ロケ場所を見つける旅、これをロケーションハンティングと呼びますが、シナリオハンティングはそれ以前の段階、つまりシナリオそのものを探しに行く旅のことを指します。

美術打ちあわせ

出演サイドのイメージを基に、ロケ地とのマッチングも考えながら美術セットをデザインします。
協力会社へ発注をし、衣装のタイアップなどもここで決まります。

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出典:http://www.neec.ac.jp/department/creators/screen/cordinator/

顔合わせ

プロデューサー、脚本家、各パートのスタッフ、オールキャストがみんなで顔合わせをします。
ドラマの狙いや意気込みを伝え、お互いに人物紹介をします。

この時リハーサル室に出演者が顔を揃えて本読みをします。
本読みとは台本を読み合わせることです。
この段階では椅子に座ったままでやりますが、ディレクターからこのセリフはもう少し強めに!など、シーンごとの指導を受けることができます。

リハーサル

同じくリハーサル室にて立ち稽古をします。
簡単に椅子や机をセットに見立てて、芝居を作っていきます。
技術、美術のスタッフのチーフも参加し、本番に向けて色々な連帯を図ります。
ロケの場合は、本読みとリハーサルは現場で行うこともあります。

カメラ割り、コンテ

リハーサルで決まった役者の動きをディレクターがどんな画面で割っていくか、細かい撮影プランを決定していきます。

ドライリハーサル

スタジオに作られたセットの中で、俳優の動きを全スタッフが確認していきます。
照明はこの前に仕込んでおきますがカメラは回しません。
そして各セクションが細かい直しや打ち合わせをして、カメラリハーサルになります。

カメラリハーサル

本番同様のスタッフ配置でカメラを通してリハーサルをします。
芝居とカメラがあっていなかったり照明やマイクなどのチェックや、セリフの確認などで、その都度芝居を止めて少しずつ調整していきます。

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出典:http://colocal.jp/topics/lifestyle/renovation/20141106_38778.html

ランスルー

カメラリハーサルの後、すべての動きを本番同様に途切れなく行う最後のテスト。
役者にとっては本番に向けての演技のテンションを高める大切な時間になります。

本番

収録スタート。
タイムキーパーがセリフをチェックするなど、各部門が持ち場を確認しながら芝居が進行していきます。
長いシーンも短いシーンも気が抜けません。

VTRチェック

モニターを囲んで映像をプレビューします。
演技が良くなかったり、ノイズが入ってしまったり、技術的なNGがある時はもう一度撮影し直します。

編集、MA

ロケやスタジオで撮影されたVTRをつないでいき、映像を組み立てていきます。
この作業で出来上がりのテンポや面白さをどう伝えるかが明確になります。
MAで効果音やBGMをミックスすればドラマの完成となります。

MAとはマルチオーディオのことで映像用の音声編集作業を行うことをそう言います。
効果音やナレーションを加えたりすることです。

マスター

オンエアに誤りがないかを御術監視するマスタースタッフが、VTRの技術的チェックや提供テロップやCM、デジタル放送の文字情報を加えて、オンエアーとなります。

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出典:http://takarazuka-j.blog.jp/archives/2014-04-07.html

一つのドラマを作るにも、企画から出来上がりまで、たくさんの人が関わっていることがわかります。
裏方に回っているスタッフがいなければ役者はドラマに出演することはできないのです。
こういった関わりを知って、常に周りに感謝を持てる俳優、女優になりましょう。